1.タブレット学習
課題や学校の宿題に取り組んだ後、タブレットと職員が選定したアプリを使い、児童の学習状況に応じてタブレット学習に取り組みます。
未就学児童には児童に合った運筆や手先のトレーニングに取り組み、タブレットでは楽しく取り組める内容から始めていきます。
タブレットに不慣れな児童はタッチ操作の練習から始め、ひらがな・カタカナ・数字を楽しく学び、さらに上達を目指す児童には、パソコン操作に必要なアルファベット・ローマ字の学習や、タイピング練習にも取り組みます。
また、興味のある児童には、プログラミングアプリを使って、キャラクターを動かすことや、自分で描いた絵を動かして楽しく取り組んでもらい、思考力や創造力を身につけ、学ぶ意欲の向上にも繋げていきます。
2.SST(ソーシャルスキルトレーニング)
人との関りや、自分の気持ちを表現すること、その場その場での言葉選びをすることを苦手とする児童に、自分の気持ちを表現することができるようソーシャルスキルトレーニングを行います。
例えば、タブレットを使う順番を決めて守ることや、「貸して」「ありがとう」といったコミュニケーションを取ること、室内遊びでは、「入れて」「遊ぼう」など、友達の輪に入る練習や、相手の反応を見ながらうまく言葉選びができるよう、日々の活動を通して、人との関わりや社会性を学んでいきます。
3.LST(ライフスキルトレーニング)
「こんにちは」の挨拶、帰るときには「さようなら」の挨拶、おやつを食べる前には「いただきます」など、生活をする上で必要な挨拶、机の拭き掃除や、掃除機をかけること、ハンカチを畳むこと、整理整頓をすることなど、できることの幅を広げてくと共に児童たちが自信をもって行動できるようにサポートして、日々の活動を通して、必要なライフスキルを育みます。
4.イベント
長期休暇や祝日には外出やクッキングなどのイベントを行います。クッキングでは、職員が提案したメニューの中から何を作るのかをみんなで相談し選び、何が必要なのかをタブレットで調べ、材料を揃える準備から調理、最後には片付けを行い、買い物の仕方や、役割を果たすこと・協調性を身につけます。
また、外出時には公共交通機関を使い移動することもあります。目的地までのルートや時間をタブレットで調べてから向かい、切符の買い方や交通ルール、公共機関でのマナーを身につけます。